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『秩父三十四観音巡礼記』
第24番〜第29番札所



第24番 光智山 法泉寺
     埼玉県秩父市別所

ご詠歌:あまてらす神のははその色かえて なおも降りぬる雪の白山
本尊:聖観世音菩薩

音楽寺から秩父の銘山、武甲山を遠く見ながらゆるゆると山を降りていく道をたどります。 音楽寺近くは、秩父ミューズパークというテニスコートなどが設置された自然公園のような場所があり、家族連れなどをめにするが、二十四番周辺は、歩く人もまばらで一歩一歩歩きながら日常生活での自分の反省などされてきます。今日中に何番まで回ろうなど考えず、ゆったりと巡礼の道は、楽しみたいものです。ここは、境内に続く石段が印象的で長い石段を上ると、正面に本堂があり昔話にでてきそうな感じを受けます。




第25番 岩谷山 久昌寺
     埼玉県秩父市久那

ご詠歌:水上はいづくなるらん岩谷堂 朝日もくなく夕日かがやく
本尊:聖観世音菩薩

まずは、大きな池が非常に印象的なお寺です。また、巡礼道を歩いてくると、独特の形をした本堂の屋根が目に入ります。独特と言っても、変わった形なわけでわなくて、あまりにも、寺らしからぬ普通の家の様なオレンジ色なので、逆に目を引くのです。 ここでは、本尊の聖観音と同じく有名?な、閻魔大王がいます。そして、御手判という閻魔様の確認印のようなものの、写しも観音様の御宝印と共に受け取ることが可能です。 池のある寺は、やはり見映えがするので秩父の中でも、記憶に残る一寺です。




第26番 万松山 円融寺
     埼玉県秩父市下影森

ご詠歌:尋ね入りむすぶ清水の岩井堂 心の垢をすすがぬはなし
本尊:聖観世音菩薩

二番と同様ここは、観音堂が納経所と離れた場所にあります。せっかく巡礼するのであれば、ぜひ観音堂まで行くことをおすすめします。ただ、効率のよい回りかたをするのであれば、本来観音様に手をあわせてから、納経を受けるべきなのですがあえて、納経を受けてから、観音堂に行くことをおすすめします。なぜなら、27番へ通じる山の巡礼道の途中に岩井堂があるからです。 岩井堂は山の中にひっそりたたずむミニ清水寺のような舞台造りで、古びた柱に支えられていて時代が止まったかのような姿です。綺麗に改築される前に是非みてください





第27番 竜河山 大淵寺
     埼玉県秩父市上影森

ご詠歌:夏山やしげきがもとの露までも 心へだてぬ月のかげもり
本尊:聖観世音菩薩

岩井堂から山道をじゃんじゃん進んでいくと、かなり山を歩くことになり、かなりの運動になります。山道の途中にもしっかり見所はあり、途中に秩父の街を見守る大きな護国観音があります。大船や高崎の観音様と同じようにとても大きな代物です。実際山道で見上げて見るとその薄い笑い顔が怖いくらいです。 さて、そんな山道を通り、大淵寺に着くと山門とは反対の裏山から境内に侵入することになります。岩井堂とは対照的な金色に鈍く輝く観音堂にむかうと、まるでタイムトンネルを抜けてきたかのように感じられます。




第28番 石竜山 橋立寺
     埼玉県秩父市上影森

ご詠歌:露の海たち重なるは雲の波 たぐいあらじと渡る橋立
本尊:馬頭観世音菩薩


西武鉄道で池袋から特急で一時間半。西武秩父駅から秩父鉄道に乗り換えて二駅の浦山口で降りた所からほど近くになります。駅から近いせいなのかハイキングのついでに立ち寄ったような人でかなり賑わっていました。崖を背後に構える本堂は、建物よりもあたかも一体となったようなロケーションをみせる背後の岩肌が印象的です。観音霊場には珍しく馬頭観音が奉られ、それにちなんでか、うまの銅像なども見ることができます。そして、霊場開設以前から存在している神秘的な鍾乳洞も拝観することができ、見所の多い札所です。




第29番 笹戸山 長泉寺
     埼玉県秩父郡荒川村上田野

ご詠歌:分け登りむすぶ笹の戸おし開き 仏を拝む身こそたのもし
本尊:聖観世音菩薩
   


橋立寺から浦山川を越えて30分ほどで到着します。今は、人通りはあまりないものの舗装されて立派な橋の架るどうということのない道ですが、目にはいる山の木々や河などから、改めて昔の札所巡礼者の苦労がしのばれます。 参道の入り口には大きな石碑があり、境内そして本堂を竹林の参道の向こうに見ることができます。派手さはないけどしっかりとした造りの本堂には歴史ある納め札が打ち付けられ秩父札所の過ごした時間の長さと親しまれた信仰の深さを感じられるしずかな場所です。







『秩父三十四観音巡礼記』

第 1番〜第 5番札所

第 6番〜第11番札所

第12番〜第17番札所

第18番〜第23番札所

第24番〜第29番札所

第30番〜第34番札所








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