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● 天部 ●


明王と同じく、本来ヒンドゥー教やバラモン教の神であったものが、仏教に帰依していったものが明王です。
一口に天部と言っても姿は様々で、憤怒の表情で武装したもの、柔和に微笑むものなどと姿は多くの種類が見られます。
鎧をまとい武装した天部を「武装天部」、貴族のような服装の天部を「貴顕天部」と呼ばれます。
天部の役割は、大きく二種類が見られます。
仏法を外的から守り、信仰の妨げを排除する「護法神」としての役を果たすものと、
如来や菩薩よりも人に近い立場で現世での利益を授ける「現世利益神」としての役を果たすものがあります。
天部の像は、それぞれの役割により本尊の周囲を囲んだり、寺院の山門を見守るような形で見られる場合と
毘沙門天のようにそれ自体が現世利益の信仰の対象として奉られる場合とが見られます。



四天王
須弥山の四法を護る役割を持った仏です。
東方を「持国天」、南を「増長天」、西方を「広目天」、北方を「多聞天」、がそれぞれに受け持ちます。
実際に寺院の内部でも本尊を祭る須弥檀を囲むように四体が配置されることもあります。
また、北方担当の「多聞天」は単体で祭られることも多く「毘沙門天」と言う名称になります。




八部衆釈迦如来の近願を守護する神々です。
「天」「竜」「夜叉」「乾闥婆」「阿修羅」「迦楼羅」「緊那羅」「摩ゴ羅伽」が通常当てられます。
もともとインドの神や悪魔で釈迦の教えを受けて改心して、守護神となった仏たちです。




十二天 護世八方天(「帝釈天」、「火天」、「閻魔天」、「羅刹天」、「水天」、「風天」、
「毘沙門天」、「伊舎那天」)「日天」「月天」「梵天」「地天」の十二の神々です。




十二神将
     
薬師如来の浄土と十二の大願を護る十二の武装した護法天部です。
「宮毘羅」「伐折羅」「迷企羅」「安底羅」「アニ羅」「珊底羅」
「困達羅」「波夷羅」「摩虎羅」「真達羅」「招杜羅」「毘羯羅」







二十八部衆
     
千手観音に従う眷属です。
四天王や八部衆などを含む二十八種の神々で構成されます。
観音信仰者を悪から護るための神々です。
「那羅延堅固王」「密迹金剛力士」「東方天」「毘楼勒叉天王」「毘楼博叉天王」「毘沙門天王」
「大梵天王」「帝釈天」「大弁功徳天」「摩和羅王」「神母天」「金毘羅王」「満善車王」「畢婆伽羅王」
「五部浄居天」「金色孔雀王」「散脂大将」「難陀竜王」「沙羯羅竜王」「迦楼羅王」「金大王」「満仙王」
「摩ゴ等迦王」「摩醯首羅王」「乾闥婆王」「阿修羅王」「緊那羅王」「婆藪仙人」




十王
死後の世界の裁判官達です。
人類最初の死者とされそのまま冥界の王となった閻魔王はあまりにも有名です。
閻魔王は、十二天の一人にも数えられています。
それぞれ死後調べを行う日にちが決まっていて、
最終的に五道転輪王により輪廻を迎える六道の処遇が決められます。

「秦広王」初七日。「初江王」27日。「宗帝王」37日。「五官王」47日。
「閻魔王」57日。「変成王」67日。「太山王」77日。「平等王」100日。
「都市王」1周忌。「五道転輪王」3周忌。




七福神
     
仏教の仏というよりも、身近などこにでもある現世利益の神々といったほうが適切ですね。
商店街の中に客寄せのために祭られたり、正月には各地催しものが行われたりと本当に身近な信仰の対象です。
「大黒天」はヒンドゥ教シヴァ神の変化神でもとは、
戦闘をつかさどる神でもあり、仏教では財をもたらす神として迎えられます。
「毘沙門天」は四天王の一人でもあり、争いに勝利をもたらす神として迎えられます。
「弁才天」はもとはインドの水の神で、学問や芸術の神として奉られます。
    他に「布袋尊」「福禄授」「寿老人」「恵比寿」が汲みこまれます。





その他天部
     
「梵天」:バラモン教・ヒンドゥ教の創造神を源流とした神。
十二天・二十八部衆にも名を連ね、釈迦の脇侍として奉られることもある。

「帝釈天」:インドの雷神から迎えられた戦闘の神。
梵天と同じく十二天・二十八部衆・釈迦の脇侍として奉られることもある。

「金剛力士」:仁王・執金剛とも呼ばれ、寺院の山門などを護る護法の神。

「鬼子母神」:もとは、インドの子を食う女鬼。改心して子守り子育ての神となる。

「吉祥天」:インドの幸運の神で、仏教において天下泰平を願う神として信仰を集める。
毘沙門天の妻であり、功徳天とも呼ばれる。

「聖天」:像の頭を持つ魔王と観音の化身である女性神が抱擁する子宝・夫婦円満を授ける神。
歓喜天とも呼ばれる。

「韋駄天」:もとはバラモン教の戦闘神であった寺院伽藍を護る俊足の神。
このほかにも、天部の仏には数多くの姿・種類が見られます。


 ・如来について            
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