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特別な事情で、巡礼を始めた人を除いて現在の巡礼のほとんどは「観光をかねて」「なんとなく」「暇だから」が、巡礼の切掛けになっています。 しかし、せっかくの機会なので基本的な巡礼の作法については押さえておきたいものです。 【巡礼・遍路の十善戒律】 巡礼中に守るべきこと。日常生活にも通じるものがあるので、心にとめておいたら良いと思います。 【参拝方法】 基本的な決まりです。水屋や鐘楼がなかったり利用できないこともあるので合掌の心を持っていれば実践しなくてもバチはあたらないと思います。 1.山門で一礼合掌 2.鐘楼にて鐘を打つ(参拝後には「戻り鐘」といって縁起が悪いので打たない) 3.水屋で手と口を清める 4.本堂で納札・写経等を納める 5.お明灯・線香・賽銭を納める 6.ご本尊に合掌し、読経や本尊名号を唱える 7.納経所にて納経料金を納めて御朱印をいただく 【巡礼用品】 服装は、本来白装束に手甲・脚半・菅笠です。そこに袈裟輪・笈摺・念珠・持鈴・山谷袋・納経入・金剛杖を持つのが正式なスタイルです。 これらの用品は、だいたい一番の札所にて入手が可能です。しかし、街中にある霊場でこの格好は非常に勇気が要りますね。服装についても歩きやすくて、派手過ぎなければ基本的には何でもよいと思います。 また、巡礼の証・本尊とご縁が結ばれた証としていただく納経は納経帖や納経軸・笈摺にいただくのが一般的です。これも各札所にて入手可能(扱っていない霊場や札所もある)です。 【納経・御朱印・御宝印】 せっかく機会があって、一念発起して各地の霊場を巡るのであれば、その証となるものを残していきたいと思うのは 人情だと思います。昔の人々ならなお更です。カメラもないし、自信の記憶にとどめる以外に巡礼をした目に見える証拠が残らないのです。 本来の何かを祈願して本格的に霊場を巡るという意味からは証拠なんて必要ないかもしれませんが、巡礼巡礼では各寺院の本尊を写す「姿」を礼拝した者に分け与えています。 もともとは、写経を納め経を仏前で唱えた証にもらうものなのですが、今ではむしろ写経を納める人のほうが少数派なのかもしれません。 何かを祈りながら願いながら経を写すという行為そのものから本当であれば遍路・巡礼は始まっているといえるのかもしれません。 では、本尊の写しとは何か?というと、普通は寺院の名称・本尊の名称を筆書きし、真っ赤な宝印を押したものが一般的です。 そんな本尊の姿を書いてくれる寺務所の方も様々で、ご住職自ら筆を取ってくれて、いろいろなお話を聞かせてくれるところも有れば、 アルバイトのような人がただ機械的にさらさらと書いてポンと印を押すようなところもあります。 このことも、観光バスで乗りつけて酒に酔って、おまいりもたいしてせずに御朱印だけスタンプラリーのように受けるというような、巡礼する側の意識の低下を招く要因の一つになっていると思います。 また、このように証を分け与えてもらえることは、何らかの理由で実際に足を運んで参拝できない人の代わりに巡礼して満願まで納経帖や納経軸などを完成させて、それを受け取った人は実際に巡礼したのと同じ 孝徳を得られるというような自由な霊場との関係も作り出され実際、巡礼・遍路に今以上の困難が付きまとった昔にはかなりの高値で取引がなされていたようです。 ![]() ![]()
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